書いた人:職業指導員 山口
コロナ禍で一気に進んだリモートワーク。
賛否の声は両方聞かれます。
- 家にいながら仕事ができて嬉しい
- 家族との時間が増えた
- 運動不足になった
- 家から出なくなってしまった
在宅ワークという働き方が進み、リモートワークが広がったおかげで恩恵を受けられた人もいます。
そこで今回はリモートワークが広がったことで恩恵を得られた事例と、そこに必要なスキルを考えてみたいと思います!
広がるリモートワークの可能性!
先日、リモートワークの普及により自宅から出ることが困難な人が遠隔で仕事ができると紹介がありました。
この記事ではALS(筋萎縮性側索硬化症)という進行性の難病の方のリモートワークを紹介しています。
ALSは徐々に身体が動かなくなり、車椅子での生活を余儀なくされ家から出ることが難しくなります。
記事では50人ものALSの方が交代でロボットを通じて接客し、常設されたカフェで働けるとのこと。
これってすごいことだと思いませんか!
リモートワークが普及したことで、障がいを持っている人が働ける可能性が広がったことが本当に嬉しく思います。
仕事はお金を稼ぐために皆がんばって働きます。
ただ、社会人になると学校と違って「ここに行けば繫がりが持てる」という場所は案外少ないと思います。
筆者は、仕事を通じた人との繫がりもとても大事なものと思っています。
障がいにより、家にいることを余儀なくされた人が家にいながら社会と繋がることができる。
こういう点から、リモートワークが広がって本当に良かったと筆者は思います。
リモートワークに必要な根底となるスキルとは
以前、PCの根底となるスキルを筆者なりに考えてみました。
筆者の考えるPCで働くためのスキルは
- WordやexcelなどのOfficeソフト【表現スキル】
- クラウドを理解しているか【共有スキル】
- 検索することができるか【言語化スキル】
これらがPCを使って働くためには必要になると思います。
自分の考えていることを言語化し、PCを使って、仲間に共有する。
それができるのであれば仕事は回ります。
この最低限のスキルがあって、あとは個々の仕事に合わせたスキルを積むことで、仕事で活躍できるのではないでしょうか?
今後、さらにIT化は進みます。
むしろ日本は先進国の中でIT化が遅いとも言われているのです。
フライトの利用者さんには、これからの社会でも活躍してもらえる人になってもらえるように支援していけたらと思います!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
藤沢にある就労継続支援B型施設のフライトでは、将来的に在宅ワークをしたい人も支援します。
在宅ワークで働きたいという人も多くいますしね。
ただ、在宅ワークをするにしても何より大切なのは健康です。
そのためまずはしっかりと利用者さんの話を聞き、その人の要望や体調を考慮して、個別のメニューを提案します。
在宅ワークがしたくても、まずは体力的な問題が大きい方には、フライトに通ってもらうことを提案するかもしれません。
一緒に考え、一緒に色々と試して、在宅ワークなどの可能性を広げていきたいですね!