書いた人:職業相談員 山口
いまだコロナウイルスによって緊急事態宣言が継続する地域もある中で、自殺者はやはり増えています。
上の図は少し古いデータになりますが、2020年は11年ぶりに自殺者が増えたようです。
特に女性や若者層の自殺者が増えたというデータがあります。
筆者個人の考えになりますが、コロナウイルスによる社会的な繫がりが希薄になったことが原因の一端かと思っています。
神奈川県では、このような背景があるためか相談センターに動きがありました。
そこで今回は神奈川県における相談センターの動きを紹介したいと思います。
もちろん藤沢にある就労継続支援B型施設フライトでも、障がいや福祉に関する色々な相談をお受けします。
しかし遠方の方もいるかと思いますので、ぜひ一人で悩まずに相談してみてくださいね!
かながわ子ども・若者総合相談センター(ひきこもり地域支援センター)
神奈川県では現在まで、若者やその家族の方々の相談に乗るための場所として、
- かながわ子ども・若者相談センター
- ひきこもり地域支援センター
という形態でそれぞれの相談に乗っていました。
しかし2021年7月から上記2つのセンターを統合したようです。
つまり「かながわ子ども・若者総合相談センター(ひきこもり地域支援センター)」になったということですね。
どのような役割や運営を行っているかというと、
おおむね30代までの子ども、若者やその家族、関係者等が有する様々な悩みに対し、
- 電話、面接、LINEでの相談
- 匿名での電話相談
- ひきこもりに対する相談
- 適切な専門機関への紹介
- 県内の経験豊かなNPO相談・支援アドバイザーによる相談
相談業務から適切な機関への紹介まで行ってくれるようです!
筆者の知人で別の自治体の類似機関を利用した人は、相談に乗ってくれて本当に助かったと言っていたのを思い出しました。
その方も精神的に本当にツライ時期があったけど、相談できる人が周りにいない時に頼ったようです。
解決できることが一番ですが、誰かに聞いてもらうことで本当に心が救われることはあると思います。
神奈川県にもこのような機関があることに、筆者は本当に嬉しく思います!
では具体的にどこで相談できるのでしょうか?
かながわ子ども・若者総合相談センター(ひきこもり地域支援センター)(県立青少年センター)
住所:神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-1
相談電話:045-242-8201
神奈川県西部青少年サポート相談室
住所:神奈川県小田原市城山1-6-32 Sビル2階
青少年相談窓口
神奈川県では湘南地域や県央地域、横須賀三浦地域で青少年相談窓口を開設しています。
こちらでも相談窓口を設置してくれています!
開設地域 | 開設日時(毎月) | 電話番号 |
鎌倉市 | 第1・3月曜日 13時から17時 | 070-4552-9838 |
綾瀬市 | 第2・4水曜日 13時から17時 | 070-4552-9838 |
厚木市 | 第2・4金曜日 13時から17時 | 070-4436-5970 |
寒川町 | 第2・4木曜日 13時から17時 | 070-4436-5970 |
開設されている日時はあるようですが、門戸を広げてくれているのは本当にありがたいですね!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
コロナ禍において本当に多くの方が大変な思いをしたし、今でも大変な思いをしていると思います。
気軽に相談できる人がいればいいですが、本当に困っていることほど周りの人の相談しにくいこともありますよね。
そんな中でなんとか悩んでいる人を救いたいという活動を推進している神奈川県は本当に福祉に厚い自治体だと思います。
前述しましたが、フライトも障がいや福祉、生活に関する相談に対応させていただいています。
一人で悩まずに、ぜひ周りの人、近くの機関、自治体に相談してみてください。
大変な時代ではありますが、一緒に乗り越えていきましょう!