この記事は2023年8月7日に更新しました。
フライトは2021年7月に開所し、先月で丸2年の開所を迎えました。
まず、フライトを今まで支えてくださった皆様に先に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます!!
そこで、2年経過してフライトにまた嬉しいことが起こったためお伝えしたいと思います。
ぜひフライトをご検討中の方々もご覧になっていただけましたら幸いです。
フライトがB型だけでなく就労定着支援のサービスを開始
前述のように、フライトは就労定着支援の指定を受けることができました!
実はこれってすごいこと(特にB型施設)で、就労定着支援のサービスを行うには条件があります。
それは過去3年間で3人以上の障がい者雇用者(一般雇用も可能)がいて、しかもその方々が半年以上就労できている。
ということが条件になっています。
フライトは以前からお伝えしているように、多くの方々が就労移行や障がい者雇用で卒業してくれています。
上記記事はなぜフライトで卒業し就職後6か月以上働き続けられているかも考察しているため、ぜひご覧ください。
2023年8月現在、フライトでは障がい者雇用で卒業なさった人は4人います。
卒業までも頑張ってくださり、就職してからもしっかりと努力を続けたからこそ、フライトが就労定着支援のサービスを実施できるようになりました。
卒業してからも頑張って働いていることが、本当に嬉しく思います!
就労定着支援はどんなサービスなのか
そもそも就労定着支援とはどのようなサービスなのでしょうか。
厚生労働省が提示している資料の一部には以下のようなサービス内容が明記されています。
要するに、
- 施設を卒業後に働いていて困っていることを相談できる
- 問題があれば、企業や関係機関と連携して問題解決に当たる
- 仕事のことだけでなく、生活に関してや体調等に関して相談することができる
簡単にまとめると上記のようなことが行えます。
これは障がい者の方々に限った話ではなく、どんな人でも新しい職場で働いてて困っていても誰に相談すればいいかわからないときってありますよね。
就労定着支援はそんな困ったときの相談窓口であり、解決のためのパートナーになることができるサービスです。
不安がある環境で、相談窓口があるだけでも心理的な助けになりますよね。
フライトでも、卒業していった方々が健康に働いているかがとても気になっていたので、継続的に関われることはとても思嬉しくいます。
ただ一点…就労定着支援のサービスを利用するには、就職してから半年間は契約できないという制約があります。
新しい環境で半年間利用できないってすごく意外ですよね。
むしろ新しい環境で働き始めたときが一番相談したい時期だと思う人が多いイメージがあります。
この期間はじゃあ一人で頑張らないといけないのかというと、そういう訳ではありません。
実は施設の種類によって、半年間のフォローアップについて決まっていることがあります。
上図は厚生労働省が提示している資料の一部ですが、こちらは就職してから6か月間に関して施設ごとの対応をまとめています。
まとめると、
就労移行支援施設:就職した日から6か月以上、相談等の支援を継続する義務がある
就労継続A型・B型施設:就職した日から6か月以上、相談等の支援の継続に努める
つまり就労移行支援施設は就職してからもサポートが義務であり、就労継続支援A型・B型施設にサポートの義務はないということになります。
もちろんフライトとしては卒業してからもサポートを希望する人には、必ずサポートを行うようにしています。
そして今回、就労定着支援の指定を受けることができたので、半年以上のサポートができるようになりました!
ちなみに就労定着支援の期限は契約してから3年間となっています。
さすがに3年間サポートできればだいぶ働く環境に慣れることができると思います!(笑)
終わりに
今回はフライトが就労定着支援のサービスを開始したことについてまとめました。
前述しましたが、今回の就労定着支援の指定を受けることができたのは今までフライトを利用し、頑張ってきた方々のおかげです。
改めて、本当にありがとうございます。
フライトでは利用してくださる方々が、次のステップに行くことができる選択肢を増やすサポートをしています。
色々な方々がいて、自分たちが行う支援が本当に正しいものなのか、迷いながら2年間走ってきました。
それが就労定着支援の指定を受けるという形になったことが、本当に嬉しく思います。
もちろん関わってきて、後悔したこともたくさんあります。
それでも自分たちの支援が間違った方向には行っていないと感じています。
まだまだスタッフ一同未熟な面が多くあると思います。
それでも今後もフライトを利用してよかったと思っていただけるような支援ができるように頑張っていきたいと思います!