書いた人:職業指導員 山口
ご存知出ない人も多いかも知れませんが、神奈川県では2021年10月から障がい者手帳が現在のものから変わります。
今は障がい者「手帳」というように、紙ベースのものになりますが、10月以降はカードベースのものになるようです。
これといって利用できるサービスが変わるわけではないようです!
就労継続支援B型施設フライトに通ってくださる方も障がい者手帳を持っている方はいます。
実際に関係のある方は知っておいて損はないと思いますので、ぜひ知っておきましょう!
2021年10月から障がい者手帳が変わる!
神奈川では2021年10月から障がい者手帳のカード化が始まるようですが、すでにカード化を導入した自治体もあるようです。
- 2015年 山口県(療育手帳のみ)
- 2020年9月 大分県
- 2020年10月 東京都
- 2020年10月 大阪府箕面市
- 2021年1月 佐賀県
自治体によってやはり導入スピードは違うようです。
ちなみに神奈川県の中で身体障がい者手帳と療育手帳は7月からカード切り替えの申請はすでに始まっているようです。
精神障がい者保健福祉手帳は10月から切り替え申請が始まるとのこと。
総じて、まだまだ障がい者手帳のカード化に関しては導入はできていないようですね。
では障がい者手帳のカード化によってどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
障がい者手帳のカード化によるメリット
障がい者カードのメリットには以下のようなものがあると考えられます。
障がい者手帳カード化によるメリット
- 手帳に比べて耐久性がある
- 紙ベースのものよりも持ち運びが容易
- ミライロIDなどのアプリとの連携が簡易になる可能性あり
紙ベースだとやはり水に対してものすごく弱かったりしますよね。
カードは保険証程度の大きさになるようで、財布に入れたりカード入れに入れたりと持ち運びは今よりも簡単になるかと思います。
またカード自体にICチップなどは無いようですが、現在でもアプリで障がい者手帳の情報を管理できるようなので、段々とアプリへの登録はカードベースになることが考えられます。
障がい者手帳のカード化によるデメリット
次に障がい者手帳のカード化によるデメリットを見ていきます。
障がい者手帳のカード化によるデメリット
- 小さくなる分紛失しやすくなる
- むき出しのカード状態のままだと住所や障害等級が目に付きやすい
- 住所変更が合った場合には都度再申請の必要あり
小さくなる分、どうしても紛失しやすくなることは考えられますね。
東京ではカードに合わせた「カバー」も付くようです。
ただカバーに入れるとカード入れには入れられなくなるだろうし、ちょっとジレンマですね…。
また紙ベースよりも小さいので、住所の変更などがあった場合にはその都度カード変更の申請をしないといけないようですね。
メリット・デメリットの両方があることがわかっていただけたかと思いますが、紙ベースの障がい者手帳を引き続き利用希望する場合には問題ないようです!
どちらか選択できるのはありがたいですね。
ミライロIDについて
今回、障がい者手帳について調べていたのですが、「ミライロID」という言葉に目が行きました。
ミライロIDとは、障がい者手著にある情報をスマホで管理できるアプリのようです!
障がい者手帳があることで受けられるサービスを一覧して見ることができるようで、とても見やすい良いアプリだと思いました。
障害者手帳があればすぐに登録できるようなので、ぜひ上手く利用できるといいですね!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
障害者手帳のカード化によってICチップなどは導入されないようなので、特にサービスの簡易化などはないようです。
でも今は色々と試行錯誤をしている時期かもしれません。
今後はさらにいろいろと修正や改良が加えられ、とても使いやすいものになる可能性もあります!
こういう情報はやはり当事者の方であれば知っておいて損はない情報ですし、むしろ知っておかないと損をしてしまうかも知れません。
就労継続支援B型施設フライトでも、やはり時勢に合わせた動き方なども必要になるでしょうから、一緒に学んでいけたらと思います!(*^^*)