フライトは就労継続支援施設B型施設です。
障がい者雇用を調べ始めた人は、そもそも就労移行やA型、B型と言われてもよくわかりませんよね。
そこで今回は就労継続支援B型施設とはどんなところなのかを、施設側から考えてみたいと思います!
Twitterなどでは、色々なことがつぶやかれています。
「B型に通う意味はない」
「工賃が低すぎる」
などというツイートも見かけます…。
それらも踏まえて、就労継続支援B型施設がどのようなところなのかを考えたいと思います!
就労継続支援B型施設の意味とは
B型施設は、自治体からの許認可を受けて運営ができる施設になります。
施設を運営するにあたり、「障がい者総合支援法」という法律に則ってサービスを提供します。
厚生労働省のホームページでは、
通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の工場のために必要な訓練その他の必要な支援を行う(利用期間:制限なし)
厚生労働省のホームページより
厚生労働省は上記のように明文化しています。
要約すると、「体調などの問題で雇用契約が難しい人が就労の機会や能力を向上させるための事業所」という感じでしょうか!
直接雇用が難しいという原因は個人によって違うでしょうが、以下のような理由が多い気がします。
- フルタイムで働く体力がない
- 働きたくても体がついていかない
- 毎日出勤することが難しい
- 体調が安定せずに安定して通勤できない
基本的に日本は会社に通勤して仕事をするのが、今も多いかと思います。
そのため職場に行けなかったり、安定して働けないと雇用契約を結ぶことが難しいということになります。
働きたくても、体がついていかないのは本当にツラそうですよね…。
これらも含めると、就労継続支援B型施設の本来の意味は
雇用契約に基づいて働くことが難しい人のために国からの許認可を得て運営する施設
ということですね!
就労継続支援B型施設への色々な意見
Twitterでは、実際に就労継続支援B型施設で働いている利用者さんの声がよく見られます。
スタッフへの愚痴などもありますが、やはり目につくのは工賃に関することですね…。
ご存知の人は少ないかと思いますが、全国の就労継続支援B型の月の平均工賃は16000円前後です。
筆者はこのことを知り、愕然としたのを覚えています。
「これで生活なんて確実に無理だろ…」と思いました。
でも就労継続支援B型の現在の工賃がこれくらいなんだと理解はしないといけません。
ただ、前述したように就労継続支援B型施設の本来の意味はお金を稼ぐことではありません。
より高い工賃を目指すのはもちろんですが、それ以上に利用者さまが将来目指す生活や働き方を支援する場所です。
フライトは2021年7月にオープンする施設なので、現状は工賃を公表することはできません。
ですが工賃の高さはやはり利用者さまの意欲にも反映するのは確かです。
フライトでは利用者さまの目指す場所にいけるよう支援しながら、高い工賃をお支払いできるように努めていきます!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
就労継続支援B型施設をはじめとして、障がい者の工賃や障がい者雇用の賃金の低さについて目がいってしまいますよね。
ただ、この賃金の低さを国としても重要視はしています。
だからこそ、私たちフライトが運営において掲げている施設の目標には「利用者に高い工賃を!」というような文言があります。
障がい者の方々の頑張った働きが、より生活を豊かにするようなものになってほしいですね!