【1周年!】就労継続支援B型施設フライト振り返り【フライトの強みは】

この記事は 2022年7月14日に更新しました。


書いた人:目標工賃達成指導員 山口


2021年7月1日でフライトは開所からめでたく1周年を迎えることができました!


これもフライトの利用者様をはじめ、自治体の方々や作業のクライアントの方々が支えてくださっているからです。


本当にありがとうございます!!


そこで今回は1年経ってフライトが改めてどんな就労継続支援B型施設であり、強みがあるのかをお伝えしたいと思います。


ぜひ利用をご検討中の方はご覧いただけましたら幸いです!


就労継続支援B型施設フライトはどんな場所か?



前述しましたが、フライトは『就労継続支援B型施設』です。


就労継続支援B型施設は、


障がいがある方が、一般雇用などの雇用形態で就労するのが困難な場合に雇用契約を結ばずに作業を通じて就労訓練を行う施設


このように捉えていただいていいかと思います。


雇用形態を取っていれば社会保険や有給などもあって、生活するうえでは有利です。


しかし雇用形態を結ばない分、B型施設は週に1~2回程度の利用も可能となっています(フライトは週1回より利用可能)。


そのためA型施設や就労移行施設、就労を目指す上での訓練の場所としての立ち位置になるんですね。


これを踏まえて、フライトには以下のような強みがあります!


フライトを利用できる日数


就労継続支援B型施設フライトを利用できる日数は、

  • 週1回からの利用可能
  • 半日からの利用可能


上記のように通いやすいように設定しています!


通所における一番のハードルは、やはり通所できるかどうかなのでだいぶ緩めに設定されています(笑)


最初は「週一回かつ半日」でも大丈夫ですが、後々様子を見ながら週2回週3回というように話し合って頻度を上げていきます。


最終的に就労を目指す場所なので、ここは一緒に段々と頑張っていただくところですね!


フライトの作業


フライトではパソコンを使う作業を多く取り扱っています!

  • 商品管理業務
  • 商品の発注業務
  • 商品のリサーチ業務
  • 物販の価格調整業務
  • 資料作成業務
  • 画像加工業務
  • 動画編集業務
  • SNSの運用代行業務


他にも細かいものを合わせると15個以上の業務を取り扱っています(笑)


そのためパソコン初心者の方から上級者の方まで、難易度を考えながら提案することができます!


人によってはスキルアップとしてタイピングの練習から始める方もいます。


パソコンに興味があっても「どうすればいいかわからない」という人に作業を通じてパソコンに慣れてもらうことができます!


また、フライトではパソコン作業以外でも『FBA』という作業もあります。


FBAはパソコン作業が難しい方でもできる作業です。


ラベル貼りから商品の写真の撮影まで、こちらもわりと幅広く作業はあります!


就労移行支援のスタッフの方からはよく、「フライトの作業は結構レベルが高い」とよく言われます(笑)


フライトの作業をしっかりとこなせれば、A型施設でもスキル面で困らないほど色々とできるかもしれませんね!


ぜひ作業内容や工賃に関してはこちらをご覧いただけたらと思います。



在宅ワーク対応


フライトでは就労継続支援B型施設では珍しい在宅ワークに対応した施設です!


通所する体力がないから、在宅ワークで利用したいという人は多くいます。


他にも、利用したくても遠方に住んでいるから毎回の通所は難しいという人もいますね。


在宅ワークの場合、画像加工動画編集に関しては施設で有料のソフトを使っているため自宅で行えません…。


ただ前述したほぼすべての作業は在宅で行うことができます!


ちなみに筆者としては通所できる人は在宅ワークをオススメはしていません。


その理由なども含めてこちらをご覧いただけたらと思います!



開所して1年で障がい者雇用2人達成


フライトは2021年7月に開所しましたが、わずか1年足らずで2名の障がい者雇用者が出ました!


B型施設で一般雇用や障がい者雇用に直接つながることは、そこまで多くはありません。


そんな中でも開所間もないフライトで雇用につながったことは、とても嬉しく思います!


フライトは就労継続支援B型施設なので、直接仕事の紹介などは行いません。


障がい者雇用につながった方々は、フライトを利用することと並行して求職活動を行なっていました。


そんな努力が身を結び、そのサポートができたことはスタッフ一同本当に嬉しく思います!


あくまで噂ですが、施設の中には利用者様がいなくなると困るため、B型施設に引き止めようとするところもあるようです。


フライトでは、そんな次のステップを阻害する引き止めは絶対に行わないようにしています。


あくまでもフライトはA型施設や就労移行支援施設、障がい者雇用や一般雇用に行くまでの『中間地点』なので。


これからも利用者様が次のステップに行けるチャンスがあるのであれば、積極的に支援していきたいと思っています!



終わりに


今回は開所して1年が経過し、改めてフライトの強みに関してまとめてみました!


フライトは利用者様に支えられて、何とか1年間運営することができました。


本当に心から感謝です!


1年の間に良いことばかりではなく、悔しいと思うことも未熟だと痛感することもたくさんありました。


そんな中でもスタッフが協力し合い、より良いサービスを利用者様に提供しようと努力してきたと胸を張って誇れます!


フライトはまだまだ成長していく施設です。


もっともっと多くの利用者様に「フライトを利用してよかった」と思ってもらえる就労継続支援B型施設でありたいと思っています。


ぜひこれからも見守っていただけたら幸いです!

この記事を書いた人

職業指導員 山口

藤沢駅徒歩2分の場所にある就労継続支援B型施設フライトの職業指導員。理学療法士として病院勤務後、福祉関連の仕事を通じて就労支援の道へ。作業内容や福祉制度、個人的な悩みなどなんでも相談してください!